四捨五入の計算(切り上げ・切り捨て)
数と位を選ぶと、7通りの丸め方の答えを並べて出します。
11つの数を丸める
2たくさんの数をまとめて丸める
四捨五入とは
四捨五入とは、ある位より下の数を「4以下なら切り捨て、5以上なら繰り上げる」ことで、数をきりのよい形にそろえる方法です。お金の計算、テストの平均点、グラフの目盛り、統計の発表など、毎日のあらゆる場面で使われています。
2.675 を小数第2位まで → 小数第3位は 5 → 繰り上げ → 2.68
1,234,567 を千の位まで(百の位を四捨五入) → 百の位は 5 → 繰り上げ → 1,235,000
このページの計算機は、数と「どこまで求めるか」を選ぶだけで、四捨五入・切り上げ・切り捨て・五捨六入・偶数丸め・正の方向・負の方向の7通りの答えを一度に並べます。数は文字のまま十進で計算するので、何桁の数でも、小数が何桁あっても、パソコンの計算でよく起きる小数のずれ(2.675が2.67になってしまうなど)が起きません。
「小数第2位まで」と「小数第2位を四捨五入」の違い
四捨五入でいちばん間違えやすいのが、この言い方の違いです。
| 言い方 | どこを見る? | 3.14159 の答え |
|---|---|---|
| 小数第2位まで求める | 小数第3位を四捨五入 | 3.14 |
| 小数第2位を四捨五入する | 小数第2位を四捨五入(小数第1位まで) | 3.1 |
| 小数第1位まで求める | 小数第2位を四捨五入 | 3.1 |
| 整数で求める(一の位まで) | 小数第1位を四捨五入 | 3 |
「〜まで求める」は残す位、「〜を四捨五入する」は丸める位を言っています。上の計算機の選び方には両方の言い方を並べて書いているので、問題文や指示書の言い方に合わせて選んでください。
位の名前と、何の位を見るか
| 求める位 | 四捨五入する位 | 例:12,345.678 の四捨五入 |
|---|---|---|
| 小数第2位まで | 小数第3位 | 12,345.68 |
| 小数第1位まで | 小数第2位 | 12,345.7 |
| 整数(一の位まで) | 小数第1位 | 12,346 |
| 十の位まで | 一の位 | 12,350 |
| 百の位まで | 十の位 | 12,300 |
| 千の位まで | 百の位 | 12,000 |
| 一万の位まで | 千の位 | 10,000 |
上から2けたの概数(「上から2けたの概数にする」)は、数の大きさによって位が変わります。12,345なら千の位まで(12,000)、987なら十の位まで(990)を選んでください。
四捨五入・切り上げ・切り捨ての違い
| 丸め方 | きまり | 2.3 | 2.5 | 2.7 | −2.5 | Excel |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 四捨五入 | 4以下は切り捨て、5以上は繰り上げ | 2 | 3 | 3 | −3 | ROUND |
| 切り上げ | 端数があれば必ず繰り上げ | 3 | 3 | 3 | −3 | ROUNDUP |
| 切り捨て | 端数を全部捨てる | 2 | 2 | 2 | −2 | ROUNDDOWN/TRUNC |
| 五捨六入 | 5以下は切り捨て、6以上は繰り上げ | 2 | 2 | 3 | −2 | — |
| 偶数丸め(銀行丸め) | ちょうど半分のときだけ偶数の方へ | 2 | 2 | 3 | −2 | — |
| 正の方向へ(天井) | 数直線の右へ | 3 | 3 | 3 | −2 | CEILING.MATH |
| 負の方向へ(床) | 数直線の左へ | 2 | 2 | 2 | −3 | FLOOR.MATH/INT |
切り上げ・切り捨てはお金の計算でよく使う
消費税の計算では、1円未満を「切り捨て」にするお店がいちばん多く、次いで四捨五入、切り上げの順です。割り勘や送料の計算では、足りなくならないように「切り上げ」、ポイントの計算では「切り捨て」がよく使われます。どの方法を使うかは決まりやお店ごとに違うので、レシートと金額が合わないときは、上の表で3つを見比べると原因がすぐわかります。
マイナスの数の四捨五入
−2.5を四捨五入すると、一般的には−3です。マイナスの記号を外した数(絶対値)2.5を四捨五入して3にし、あとでマイナスを付けます。Excel の ROUND 関数もこの方法です。一方、「正の方向へ(天井)」「負の方向へ(床)」は数直線で考えるので、−2.5 はそれぞれ −2 と −3 になります。プログラムやExcelの関数によって結果が違うので、マイナスの数を扱うときは特に注意してください。
五捨六入と偶数丸め(銀行丸め)
五捨六入は、すぐ下の位が5までなら切り捨て、6以上なら繰り上げる方法です。気象の観測値や一部の業界の決まりで使われることがあります。
偶数丸め(JIS丸め・銀行丸め・最近接偶数への丸め)は、ちょうど真ん中(…5000…)のときだけ、結果が偶数になる方へ丸める方法です。2.5→2、3.5→4、4.5→4、5.5→6 となります。四捨五入はちょうど半分のときに必ず切り上げるので、たくさんの数を足すと合計が少しずつ大きくなる偏りが出ます。偶数丸めは切り上げと切り捨てが半々になるので、合計の偏りが小さくなります。JIS Z 8401(数値の丸め方)の規則Aや、多くのプログラミング言語の標準の丸め方として使われています。
本当の合計:8
四捨五入:1 + 2 + 3 + 4 = 10(2大きくなる)
偶数丸め:0 + 2 + 2 + 4 = 8(ずれない)
たくさんの数をまとめて丸める
上の「2. たくさんの数をまとめて丸める」には、数を1行に1つずつ貼り付けるだけで、全部を一度に丸められます。Excel やスプレッドシートの列をコピーしてそのまま貼り付け、「結果をコピー」を押せば、丸めた数を1行ずつ貼り戻せます。CSVで保存もできます。丸める前と後の合計、その差も表示するので、四捨五入で合計がどれだけずれたかもすぐわかります。
※数の区切りは改行・タブ・スペースです。「1,980」のようなカンマは桁区切りとして扱います。
Excel・スプレッドシートの丸め関数
| やりたいこと | 関数 | 例(A1=1234.567) | 答え |
|---|---|---|---|
| 小数第2位まで四捨五入 | =ROUND(A1,2) | =ROUND(1234.567,2) | 1234.57 |
| 整数に四捨五入 | =ROUND(A1,0) | =ROUND(1234.567,0) | 1235 |
| 百の位まで四捨五入 | =ROUND(A1,-2) | =ROUND(1234.567,-2) | 1200 |
| 小数第1位まで切り上げ | =ROUNDUP(A1,1) | =ROUNDUP(1234.567,1) | 1234.6 |
| 整数に切り捨て | =ROUNDDOWN(A1,0) | =ROUNDDOWN(1234.567,0) | 1234 |
| 10円単位で切り上げ | =CEILING.MATH(A1,10) | =CEILING.MATH(1234.567,10) | 1240 |
| 小さい方の整数へ | =INT(A1) | =INT(-2.5) | −3 |
ROUND の2つ目の数(桁数)は、プラスなら小数の桁、0なら整数、マイナスなら十の位(−1)・百の位(−2)…を表します。上の計算機では、選んだ位に合わせた Excel の書き方も表示しています。
四捨五入で気をつけること
- 途中で何度も丸めない:計算の途中で四捨五入すると誤差がたまります。最後に1回だけ丸めるのが基本です。
- 二度丸めをしない:1.249 を小数第2位で丸めて 1.25、さらに小数第1位で丸めて 1.3 とするのはまちがい。1.249 を直接小数第1位まで丸めると 1.2 です。
- パソコンの小数のずれ:表計算ソフトやプログラムでは、2.675 が内部で 2.67499999… と表されて 2.67 に丸まることがあります。このページは十進のまま計算するので、2.675 → 2.68 と正しく出ます。
- 割合の合計が100%にならない:各項目を四捨五入すると、合計が99.9%や100.1%になることがあります。注記を付けるか、いちばん大きい項目で調整します。
がい数(概数)と「以上・未満」の範囲
小学校の算数では、四捨五入で丸めたおよその数をがい数といいます。テストでよく出るのが「四捨五入して百の位までのがい数にすると1,200になる整数の範囲」のような問題です。
いちばん小さい数は、十の位が5になって繰り上がる 1,150。いちばん大きい数は、十の位が4で切り捨てられる 1,249 です。1,250 になると繰り上がって 1,300 になるので入りません。「以上・以下」はその数を含み、「未満」はその数を含まない、という言葉の使い分けもいっしょに覚えておくと便利です。
| がい数 | 丸めた位 | 元の整数の範囲 |
|---|---|---|
| 3,000(千の位まで) | 百の位を四捨五入 | 2,500以上 3,499以下 |
| 50(十の位まで) | 一の位を四捨五入 | 45以上 54以下 |
| 2.4(小数第1位まで) | 小数第2位を四捨五入 | 2.35以上 2.45未満 |
お金の計算での端数処理
- 消費税:1円未満の端数を切り捨て・四捨五入・切り上げのどれにするかは、お店(事業者)が決めます。お客さんに有利な切り捨てが多く使われます。
- 残業代などの割増賃金:1時間あたりの金額に1円未満の端数が出たときは、50銭未満を切り捨て、50銭以上を1円に切り上げる(=四捨五入)処理が認められています。
- 割り勘:人数で割り切れないときは、1人あたりを切り上げて集め、余りをお釣りや次回にまわすと足りなくなりません。10,000円を3人なら 3,333.33… → 切り上げで 3,334円 ×3 = 10,002円。
- 見積もり・請求書:明細ごとに丸めるか、合計で丸めるかで1円ずれることがあります。どちらで丸めるかを先に決めておくと、相手の金額と合わないトラブルを防げます。
有効数字の丸め
理科や測定では、「何の位まで」ではなく「上から何けたを残すか」で丸めることがあります。これを有効数字といいます。0以外の数字が初めて出てくる位から数えます。
0.004567 を有効数字2けた → 0.0045|67 の 6 を四捨五入 → 0.0046
上の計算機で有効数字の丸めをするときは、残したいいちばん下の位を選んでください(12,345なら「百の位」、0.004567なら「小数第4位」)。
計算例いろいろ
このページの計算について
数は文字のまま扱い、十進の整数(BigInt)で丸めているので、桁数の上限や小数のずれはありません。まとめて処理は一度に5,000件まで、表には先頭1,000件を表示します。入れた数字はお使いの端末の中だけで計算され、送信されません。ふつうの計算は電卓で、小数の桁数(F・0〜4)と端数処理(切り捨て・四捨五入・切り上げ)を選んで計算することもできます。
ほかの電卓
よくある質問
四捨五入のやり方は?
「小数第2位まで」と「小数第2位を四捨五入」は違う?
マイナスの数の四捨五入は?
切り上げと切り捨ての違いは?
偶数丸め(銀行丸め)とは?
Excelで四捨五入するには?
たくさんの数を一度に四捨五入できる?
最終更新:2026-10-20