光年・天文単位の換算(1光年は何km?)

光が1年に進む距離が1光年、太陽と地球の平均の距離が1天文単位。計算機で換算しながら、星までの距離を電卓で確かめられます。

公開 2026-10-19 文 柿本 和麻

光年・天文単位の換算(1光年は何km?)
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この記事の答え 1光年=約9兆4607億km(9,460,730,472,580.8km)。光が1年かけて進む距離です。
1天文単位(au)=149,597,870.7km。太陽と地球のあいだの平均の距離がもとになっています。
1光年は約6万3241天文単位、1パーセクは約3.26光年です。

光年・天文単位・kmの換算計算機

例:

光年とは 1光年が何kmになるか

光年は、光が1年かけて進む距離のことです。「年」がついていますが、時間ではなく距離の単位です。宇宙の距離はkmで書くとけたが大きくなりすぎるので、星や銀河までの距離を表すときに使います。

光は真空の中を秒速299,792,458m(約30万km)で進みます。1光年の「1年」は、天文学で決められた365.25日(ユリウス年)で、秒になおすと365.25×24×60×60=31,557,600秒です。

1光年 = 光の速さ × 1年299,792,458m/秒 × 31,557,600秒
= 9,460,730,472,580.8km約9兆4607億km

電卓では、まず秒速をkmにして299,792.458、これに31,557,600をかけます。けたが多いので、次の「大きな数を扱うコツ」のように単位を変えて計算すると楽です。

天文単位とは

天文単位(au)は、太陽系の中の距離を表すのに使う単位です。もともとは太陽と地球のあいだの平均の距離でしたが、2012年に国際天文学連合が1天文単位=149,597,870,700m(149,597,870.7km)ちょうどと決めました。

太陽系の惑星までの距離は、天文単位で書くとイメージしやすくなります。太陽からの平均の距離は、木星が約5.2天文単位、海王星が約30天文単位です。地球から見て、木星は太陽の5倍ほど遠い所をまわっていることになります。

1光年 ÷ 1天文単位9,460,730,472,580.8 ÷ 149,597,870.7
= 約63,241天文単位1光年は太陽までの距離の約6万3千倍

パーセクとの関係

天文学の専門書では、パーセク(pc)という単位もよく使われます。地球が太陽のまわりを回ると、近くの星はわずかに位置がずれて見えます(年周視差)。このずれがちょうど1秒角(1度の3600分の1)になる距離が1パーセクです。

単位天文単位光年km
1天文単位1約0.0000158149,597,870.7
1光年約63,2411約9兆4607億
1パーセク約206,265約3.26約30兆8568億

星までの距離を電卓で計算してみる

太陽の光が地球に届くまでの時間

1天文単位を光の速さで割ると、光が太陽から地球まで進む時間が分かります。149,597,870,700 ÷ 299,792,458 = 約499秒。60で割ると8.31…分で、約8分19秒です。いま見えている太陽は、8分あまり前の姿ということになります。

月の光が地球に届くまでの時間

月までの平均の距離は約384,400kmです。384,400 ÷ 299,792.458 = 約1.28秒。月は光でたった1秒ちょっとの近さです。

いちばん近い恒星までの距離

太陽をのぞいて、地球から見える明るい恒星でいちばん近いのは、ケンタウルス座アルファ星で約4.37光年です。kmにすると、4.37 × 9.4607兆 = 約41.3兆km。時速100kmの車で走り続けると、41.3兆 ÷ 100 ÷ 24 ÷ 365 = 約4700万年かかります。

シリウスとアンドロメダ銀河

冬の夜空でいちばん明るい恒星シリウスまでは約8.6光年、8.6 × 9.4607兆 = 約81兆kmです。肉眼でも見えるアンドロメダ銀河までは約250万光年あり、いま見えている光は約250万年前に出発したものです。

ふつうの電卓で大きな数を扱うコツ

8けたや10けたの電卓では、9,460,730,472,580.8のような兆の位の数は入りきりません。そんなときは、単位を大きくして、けたを小さくするのがコツです。

電卓オンラインのWeb電卓は16けたまで表示できるので、1光年のkmの値もそのまま計算できます。

換算の早見表

天体(地球から)距離kmにすると
月約384,400km光で約1.28秒
太陽1天文単位約1億4960万km(光で約8分19秒)
ケンタウルス座アルファ星約4.37光年約41.3兆km
シリウス約8.6光年約81兆km
アンドロメダ銀河約250万光年約2365京km

本物の星空を見てみよう 宮古島の天体観測ブログ

数字で星までの距離を知ったら、実際の夜空も見てみたくなります。何十光年、何百万光年も旅してきた光が、いま目の前に届いていると思うと、星の見え方も少し変わってきます。

宮古島で天体の撮影と星空案内をしている坂田さんのブログ星降る場所を求めてでは、南の島の満天の星空と、ていねいに撮られた天体写真を見ることができます。「一期一会の星空案内と、テンペル2彗星」のように、星空案内で出会った人との思い出と一緒に彗星や星雲をつづった記事は、写真の向こうにある宇宙の広さを感じさせてくれます。天体写真の撮り方や機材の話もあり、これから星を撮ってみたい人にもおすすめです。

宇宙のふしぎな話をもっと知りたい人は、宇宙の豆知識(豆知識図鑑)もどうぞ。

出典

よくある質問

1光年は何kmですか?
1光年は約9兆4607億km(9,460,730,472,580.8km)です。光の速さ(秒速299,792,458m)に、1年(365.25日=31,557,600秒)をかけて求めます。
1天文単位は何kmですか?
1天文単位(au)は149,597,870.7kmちょうどです。もとは太陽と地球の平均の距離でしたが、2012年に国際天文学連合がこの値に決めました。
1光年は何天文単位ですか?
約63,241天文単位です。9,460,730,472,580.8km÷149,597,870.7kmで求めます。
太陽の光は何分で地球に届きますか?
約8分19秒です。1天文単位(149,597,870,700m)を光の速さ(秒速299,792,458m)で割ると約499秒になります。
パーセクと光年のちがいは?
パーセクは年周視差が1秒角になる距離で、1パーセク=約3.26光年=約20万6265天文単位です。天文学の論文ではパーセクがよく使われます。
ふつうの電卓で光年を計算できますか?
8けたや10けたの電卓では兆の位が入りきらないので、「億km」や「兆km」を単位にして計算します。1光年=9.4607兆kmとして、4.37光年なら4.37×9.4607=約41.3兆kmです。

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最終更新:2026-10-19